栄光会トップページ > ごあいさつ
栄光病院は創立から40年以上が経過し、患者様・ご家族の幸せと生きがいに貢献することを願いつつ、からだと心を診る医療・看護・介護に努めてまいりました。これまで4年におよぶ新型コロナウイルス感染症にも全力で立ち向かい、病院として困難な状況にも直面しましたが、社会も医療もようやく「コロナとともに生きる時代」への覚悟が整いつつあると思います。栄光病院もコロナ以前から培ってきた伝統をしっかりと取り戻し、今後も前向きの医療・看護・介護を継続していきたいと考えております。
日本の医療において、「超高齢化・多死社会」という社会問題が大きな課題であり、国民共通の認識として政治や医療の重要なテーマとなってすでに20年が経とうとしています。「孤独世帯」や「孤独死」の増加に伴い、人々がどこで、誰によって最後の時を迎えるかという問題が、年々深刻な課題として取り上げられているのが現実です。
栄光会では、早期からこの問題を認識し、栄光病院を中心に外来・入院・在宅訪問体制を整備してきました。今後の医療は、「ときどき入院・ほぼ在宅」という形に移行することが予想されます。誰もが自宅での生活を望むという意向を可能な限り叶えるため、私たちはさまざまな事業体制を連携させて参りましたが、その中でも「志免西・地域協働ネットワーク」を最大限に活用し、地域住民の皆様と協力しながら取り組みを進めてまいります。
病院スタッフ一同、いつも活気に満ち、親切な心を忘れず、粕屋志免地域の皆様に「必要とされ・頼りにされる」病院を目指して努力し続けます。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。