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栄光通信

栄光病院トップページ栄光通信お家でできる! 簡単エクササイズ~肘上げポーズ! 腰痛悪化防止と予防の二つの効果!~

  • 2014年07月24日
  • 手と目と -介護版- Vol.06 より

お家でできる! 簡単エクササイズ~肘上げポーズ! 腰痛悪化防止と予防の二つの効果!~

「お家で出来る簡単エクササイズ」のコーナー第5弾です。

今回のテーマは腰痛です。

腰痛の原因

腰痛の原因は意外とはっきりしておらず、椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症等の画像上で確認できるもの以外の、実に8割以上の腰痛の原因が特定できていません。

腰は「要」

腰はその名の通り、身体の中の「要」で、頭と両腕を含めた数十㎏ある上半身を支えている最も負担がかかる場所。その分痛めやすく、痛めた場合に日常生活への支障がとても大きいのです。

「腰痛体操」は「腰痛予防体操」

腰の負担を少しでも分散させ、腰痛を予防させる為には、腹筋と太ももの筋肉をつける必要があります。世の中の、「腰痛体操」のほとんどに、これらの筋肉を鍛える要素が含まれており、「腰痛体操」は「腰痛予防体操」と言っても良いでしょう。

「腰痛体操」の危険性

しかし、腰を痛めて間もない時、あるいは慢性的な痛みがあるのに、「腰痛体操」を行うと、痛みのある場所を無理に動かして、悪化させる危険性があります。

肘あげのポーズ!

エクササイズ

そこで、今回、腰痛が引いたばかり、あるいは、慢性的な痛みがある方 向けで、なおかつお家やお仕事中でもできる方法をご紹介いたします。これは、エクササイズというよりは姿勢を変えるというもので、以前、NHKの「ためしてガッテン」で紹介されていたものです。

この姿勢をとると、背筋が伸びたまま固定され、腰の動きが制限されるので、痛みが悪化せず、なおかつ、腹筋と背筋に同時に力が入って鍛えられて腰痛が予防できるという、同時に二つの効果が期待できます。番組で紹介されていた通り、この「肘上げのポーズ」のまま15分歩く、あるいは、このままスクワットをする等すれば、太ももの筋肉もつき、更なる効果が期待できますが、日常生活で気がついた時に、意識してこの姿勢をとって、保つだけでも、効果的です。

注意事項

ただし、以下の事に気をつけてください。
1 . 最初の肘上げポーズで、痛みが起こる場合は、すぐに中断する事。
2 . 15分以上行ったら、必ず一度リラックスする姿勢をとる事。
腰痛に悩まされている方、この方法を一度お試しになってはいかがでしょうか?

介護老人保健施設グロリア リハビリスタッフ
吉永真俊

●過去のお家で出来る簡単エクササイズ

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