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栄光通信

栄光病院トップページ栄光通信健康のための  ちょっとイイお話し【唾液について】

  • 2016年08月18日
  • 手と目と -医療版- Vol.13 より

健康のための  ちょっとイイお話し【唾液について】

【唾液について】

食べることは楽しみのひとつですが、その時に重要な役割を果たしてくれるのが唾液です。寝ている間は唾液の分泌は抑えられていますが、活動をはじめると唾液がよく出てきます。

一日にどれくらい?

唾液は一日に1.5リットルくらい出ます。唾液の減少は、薬を飲んでいる方に多くいます。関連のある薬としては、降圧剤・利尿剤・睡眠導入剤・鎮痛剤などさまざまです。薬を飲んでいる方は高齢者に多いため、年齢とともに減少するといわれることが多いようです。その結果一日800ミリリットルほどに減少してしまいます。

なくてはならない唾液!

●飲み込みを助ける
食べ物を溶かし、ひとつにまとめ、飲み込みやすくする
●消化を助ける
胃の粘膜を保護し、栄養を吸収しやすくする/口から食べるというメリット
●味覚を伝える
舌の上にある味蕾が唾液に満たされていることで味を感じる/食欲につながる
●粘膜を保護する
潤滑油の働きをし、会話を助ける
●菌の繁殖を抑える
感染を防いだり、傷を治りやすくする
●義歯の安定をはかる
唾液があることで吸着し、はずれにくくする
●歯の再石灰化をする
溶けた歯を修復する
●虫歯予防
口の中をきれいにしたり、酸性になった口の中を中性にもどす

口が乾燥すると・・・

・舌が白くなる
・口角や舌が赤くなりしみる
・口角に泡がたまる
・くちびるが乾燥する
・義歯で粘膜が傷つきやすくなる

注意しましょう!

・あめ玉やガムを食べる(虫歯になりやすいため、キシリトール100%のものがよい)
・水分をたくさん摂る(保湿効果は少なく、口の乾きは改善されにくい。保湿剤の使用が効果的)

唾液を出すには・・・

・よくかむ
・唾液腺マッサージをする

*唾液をゴックン飲み込みたくなります。食前や寝る前がおすすめです。

 

社会医療法人 栄光会 栄光病院 歯科衛生士 今﨑 智子

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