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栄光通信

栄光病院トップページ栄光通信健康のためのちょっとイイお話【乾燥と保湿について】

  • 2024年07月19日
  • 手と目と -医療版- Vol.35 より

健康のためのちょっとイイお話【乾燥と保湿について】

乾燥と保湿

肌が乾燥して痒くなったり、ひび割れたりしていないですか?保湿剤によるスキンケアが重要となりますが保湿剤の使用は冬だけでなく年間を通じて続けることが大切です。保湿剤を正しく塗って、皮膚を守りましょう。 乾燥の原因、保湿剤の使い方、種類、スキンケアの注意点についてお伝えします。

 原因

高齢者
年を取るほど皮脂は欠乏し乾燥しやすい皮膚に変わっていきます。乾燥がひどくなり放置しているとさらにカサカサした状態になります。

乳幼児
 新生児や乳幼児の場合は大人と比べると『バリア機能』がまだ十分に発達していないため、皮膚は乾燥しやすく、本来なら皮膚から入ってこないはずのアレルゲン(ダニ、ハウスダスト、花粉、カビ、食べ物など)が侵入します。アレルギーを引き起こす原因と考えられており、生後早いうちからのスキンケアが非常に重要です。

女性
 30代後半から皮脂分泌は低下しており 乾燥しやすい肌になります。 

環境要因
 冬の時期は外気の乾燥や室内暖房による低湿度の環境が冬型の乾燥肌の原因となります。体の洗いすぎ、熱いお湯、石鹸の使い過ぎは皮脂が失われ肌が乾燥します。

保湿剤の使い方

◎軟膏やクリーム  人差し指の先端からひとつ目の関節まで伸ばした量(約0.5g)※がおよそ大人の両手の面積に塗る量の目安です。

◎ローション  1円玉大の大きさに出した量(約0.5g) がおよそ大人の両手の面積に塗る量の 目安です。

スキンケアの注意点

・基本は保湿剤による保湿でうるおいを保つことが重要です。
・肌が乾燥していると感じたら入浴はぬるめのお湯(39〜40度)で短時間
・体を洗うときは石鹸を泡立てて皮膚を刺激しないように優しく洗うこと

もっとも重要なのは保湿剤(モイスチャライザー)による保湿です。乾燥の原因は年齢により異なります。皮膚科を受診し保湿剤を正しく選び、正しい塗り方の指導と治療を 受けましょう。当院では塗り方や保湿剤の選び方から説明して おります。お困りの際はぜひ受診してください。

やまだ皮ふ科クリニック 院長 山田 茂憲 先生

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