私たちは「こころ」も「からだ」もともに癒され幸せに生きる医療・看護・介護を目指しています。

この度、令和6年7月1日付けで院長に就任致しました、下稲葉順一と申します。この重責に、身の引き締まる思いですが、覚悟をもって職務を遂行していく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

栄光病院は40年以上の長きにわたり、「癒し癒される」という理念のもと患者さん・そのご家族の『からだ』と『こころ』を診る、そして『幸せ』と『生き甲斐』に尽くす医療・看護・介護を目指し、努めてまいりました。この思いをしっかりと引き継ぎ、発展させ、地域の皆様に必要とされ、愛される病院であり続けることができるよう、更に励んで行きたいと思っております。

私は当院で約25年、ホスピス緩和ケアに従事してまいりました。この終末期の現場で教えられたことは、ホスピスの『こころ』=温かい思いやりの『こころ』で関り続けていくことで、人は例え困難な状態にある中でも、穏やかになれる可能性があるということでした。

「超高齢・多死・人口減少社会」を迎えた今、私たちを取り巻く生活環境は益々厳しくなりつつあります。このような生きづらさを覚える状況においても、住み慣れた地域で、過ごしたい場所で穏やかに過ごすことができる。そのような温かく、思いやりのある地域づくりにも寄与できる病院をめざし、スタッフ一同、『こころ』を込めて励んでいきたいと思っております。何卒宜しくお願い致します。

私たち看護部は、病院理念「癒し癒される」を基に、看護部理念「優～やさしさ～」を掲げ、人としての優しさと誠実さを大切に、患者さんとそのご家族、そして私たちが関わらせていただく　全ての方々に、心の通い合う看護を目指しています。 近年少子化の時代ではありますが、志免町はとても子どもが多く、今後も人口が増加する、全国的にも珍しい地域です。　栄光会は小児からご高齢の方まで、地域にいらっしゃるあらゆる世代の皆さんが、少しでも安心した生活が送れるような働きとなるよう、多職種と連携し看護ケアを提供させていただいております。「ホスピスマインド」を基本に、その方の生き方と価値観を尊重し、その人らしく療養できる環境の支援を、心を込めて実践することを使命としています。私たちの小さな働きではありますが、栄光会で出会う方々の幸せと生き甲斐に役立ちたいとの一念で、これからも励んでまいります。